自然に美しい眉毛や血色を感じるリップが持続できるとあって、今幅広い世代から人気を集めているアートメイク。

最近では芸能人だけでなく、若い世代から高齢の方までたくさんの方がアートメイクの施術を受けています。

しかし、実は施術後にはいくつかの制約があるのをご存知ですか?アートメイクには施術後の仕上がりを維持するために、気をつけなければならない点がいくつかあるんです。

 

この記事では施術後から1週間までのアートメイクの経過と、その際に注意すべき行動をご紹介します。

施術のタイミングが正しいかどうか見極める判断材料にもなりますので、アートメイクの施術を受ける前にぜひチェックしてみてくださいね!

アートメイク施術後1週間の経過

アートメイクの施術を受けてから傷口がある程度落ち着くまでは、1週間程度。最初の1週間は傷口を安静にすることが非常に重要です。

今回は眉毛のアートメイクを例にとって施術後の経過をご紹介していきます。アートメイクをする前にまばらに生えていた眉毛は、施術直後は自然に生えそろって美しい状態です。

施術から2〜3日たつと、施術箇所の眉毛は施術直後より濃くなります。これは針で傷をつけた箇所にカサブタができているから。

色素が濃くなってしまったのではなく、カサブタの影響で眉毛が濃く見えるだけでなので、安心してくださいね!

施術後から3日目まではカサブタができて、施術箇所に若干かゆみを感じるかもしれません。しかし傷口を安静にするために、かゆみが出ても掻かないようにしてくださいね!

4日目から徐々にカサブタが剥がれて、傷口が落ち着いてきます。1週間たつ頃にはカサブタが全て剥がれて、色味も落ち着くのが一般的。施術直後のきれいな状態に戻ります。

ただしこの経過には個人差があるので、早めに色味が落ち着く方もいればカサブタがなかなか剥がれない方もいるでしょう。

目安として施術後1週間は、傷口を安静にしてくださいね。

完全に定着するまでに必要な施術回数は?

アートメイクの施術は1回で終了するわけではありません。完全に色素が定着するまでには、複数回の施術が必要です。

そこで、アートメイクが完了するまでの施術回数をご説明します。

2〜3回の施術が必要!

アートメイクの施術が完全に終わるまでには、2〜3回の施術が必要です。クリニックによっては施術を2回からしか受けつけできないところも。

初めの施術から1週間経過した状態は施術直後のきれいな状態ですが、時間がたつにつれて色素がどんどん薄くなっていきます。

きれいな状態を維持するためには、1回ではなかなか完了しないんです。

施術が複数回必要な理由

そもそもアートメイクが1回の施術で終了しないのには、体の構造が大きく関係しているのをご存知でしょうか?

私たちの体はもともと体内に存在していなかったものや、体に余分なものを体外へ排出しようとする働きを持っています。

アートメイクは針を使って皮膚に傷をつけ、傷口に色素を注入する医療行為です。

色素はもとから体内に存在しているものではないので、体外へ排出しようとする働きが初めのうちは強くなります。

傷口が完全にふさがるまでは、傷口からどんどん色素が流れ出てしまうんです。何回か皮膚へ色素を注入することで、色素が体内へ定着し外へ出にくくなります。

それまでは複数回の施術が必要です。

施術と施術の間はどのくらい空けるの?

アートメイクは色素が定着するまでに複数回の施術が必要ですが、施術が終了したらすぐに次の施術ができるわけではありません。

肌へのダメージを軽減するために、次の施術を受けるまでには2〜3週間の間隔を空けることが必要です。

期間をあけるのは、初めの施術で肌はダメージを受けており、きちんと回復する前に施術を行ってしまうと色素が定着しにくくなってしまうから。

そのため、アートメイクが完全に定着して施術が終了するまでには2ヶ月〜3ヶ月の時間を要します。

少々面倒に感じるかもしれませんが、1回1回の施術を効果的にするためにも、きちんと時間をかけて施術を受けるようにしてくださいね!

施術後に腫れや赤みは出るの?

アートメイクの施術が終わってから1週間たつまでには、施術箇所に腫れや赤みなどの肌トラブルが起きる可能性もあります。

考えられる肌トラブルや、肌トラブルが起きたときの正しい対処法をご紹介します。

施術後の肌トラブル

アートメイクは皮膚を傷つける行為なので、まれに施術箇所が腫れてしまったり、赤みが出てしまったりすることがあります。

GLOWクリニックでは「施術箇所が腫れてしまった」「施術箇所が痛む」などの重大な肌トラブルが起きた例はありませんが、患者様によってはかゆみが出てしまうという方も。

もし施術箇所にトラブルが起きた場合には、むやみに患部を触らないようにしましょう。

肌トラブルが起きたときの対処法

もし施術箇所に赤み・かゆみ・腫れなどの症状が出た場合には、触らないようにしてくださいね。

施術箇所は温まるとかゆみや赤みなどが出やすくなるので、冷やしたガーゼなどを患部に当てて冷却してください。

患部を冷却した後は、クリニックでもらった軟膏を塗りましょう。このとき注意していただきたいのが、市販のかゆみどめや軟膏。

市販のものは何が入っているかわからないので、なるべく使わずにクリニックでもらった薬を使用してください!

アートメイク施術後の注意点

アートメイクの施術後は、禁止事項がいくつかあります。傷口が安定するまでの1週間は色素が定着しにくいので、特に注意が必要です。

施術後1週間たつまでの間に、注意すべき点をご紹介します。

施術箇所をなるべく触らない

アートメイクが初めての方にとっては施術箇所がどうなっているのか気になるかもしれませんが、施術後はなくべく患部を触らないようにしてくださいね。

もし施術後にかゆみが出てしまっても掻くのはNG!傷口から色素が排出される原因になるので、なるべく傷口を安静にしましょう。

施術箇所のメイクはできない

施術後から1週間は施術箇所のメイクができません。

眉毛にアイブロウなどを使用してしまうと、傷口に余計なものが入って肌トラブルを起こしたり、色素が抜け出てしまったりする原因に。

施術後から1週間はアートメイクがきれいに残っている状態なので、メイクをしなくても十分きれいです。

もし仕事の関係上どうしてもメイクをしなくてはならない…などの事情がある場合には、施術のスケジュールをよく考えて組むようにしてくださいね!

水に濡らさない

施術箇所を水に濡らす行為も実はNG!施術直後は開いた傷口から色素が流れ出やすくなっているので、水に濡らしてしまうと色素の定着が遅れてしまいます。

シャワーを浴びるときなどは、クリニックでもらった軟膏を施術箇所に塗り、なるべく水がかからないように注意してくださいね。

過度な運動はNG!

施術後1週間は、ランニングなどの汗をかく運動はしないようにしてください。

施術後から1週間は傷口が開いている状態なので、代謝をあげることで色素が流れ出てしまいます。なるべく運動はせず、安静にすることが重要です。

お風呂はシャワーのみ

アートメイクの施術後はお風呂に入るときも注意が必要!入浴は避け、シャワーを浴びるだけにとどめましょう。

入浴も体が温まって代謝が上がる行為なので、傷口から色素が排出されてしまいます。低い温度での入浴や半身浴なども汗をかく行為なのでNGです。

クレンジング&洗顔はNG!

施術箇所を濡らすのがNGなのですから、当然クレンジングや洗顔も1週間はできません。

市販のクレンジングや洗顔料には何が入っているかわからないので、傷口に入って肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

また、顔の汚れや余分な皮脂だけでなくアートメイクの色素も洗い流してしまう危険性も。

もしどうしてもクレンジングをしたい場合には、拭き取り型のクレンジングで施術箇所には触らないようしてください。

洗顔も洗顔料は使わずに水のみで洗い流し、なるべく施術箇所に水がかからないようにしましょう。

ケア方法には個人差がある

これまで肌トラブルが起きてしまったときの対処法や、施術後に注意すべき行動をご紹介してきましたが、これらはあくまで一般的な対処法にすぎません。

肌質は患者様によって様々。乾燥肌の方やオイリー肌の方、ニキビができやすい方など、肌質によって施術後のケア方法は多義に渡ります。

特にオイリー肌の方や表情豊かな方は、傷口から色素が排出されやすいという事実も。

「クリニックでもらった軟膏を塗って傷口を安静にしてください」といった一般的なケア方法だけでは、本当の意味でのアフターフォローにはならないというのがGLOWクリニックの考え方です。

患者様の肌質によって最適なケア方法、注意すべき点をご説明することを大切にしています。アートメイクの定着に不安な方は、ぜひGLOWクリニックへお越しくださいませ。

まとめ

アートメイクの施術から1週間が経過するまでは、傷口が治りかけで肌トラブルも起きやすくなっています。

開いた傷口から注入した色素が流れ出やすくなっているので、1週間は特に注意して安静にすることが重要です。

注意事項をきちんと守って、きれいな仕上がりを実感してくださいね!